電気事業連合会

海外電力関連 トピックス情報

[米国] NRC、新型コロナウイルスへの対応として一部の原子炉規制を緩和

2020年4月22日

2020年3月31日付の報道によると、米国原子力規制委員会(NRC)は、労働者が発電所で勤務できる時間を制限する規制の一時的な免除を原子力発電事業者に認める措置を講じるとのこと。
米国では10CFR(連邦規制集Code of Federal Regulations, Title10)§26.205の規定により、運転直員など発電所従事者の労働時間等が規制されているが、2020年3月20日に世界保健機関(WHO)によって新型コロナウイルス(COVID-19)がパンデミックと宣言されたことを受け、COVID-19の影響により規定順守が困難と判断される場合、事業者からの申請に基づき、NRCが提示した緩和条件を守れば60日間という限定で、一時的に規制の適用除外を認めるとしたもの。
適用除外開始の24時間前までに申請すれば良いとされ、NRCは書面による承認が間に合わない場合は口頭により与えるという。
なお、申請は電子メールも可とし、影響の進展によっては期間の延長も検討するとしている。
報道は、NRCが燃料取替停止中の検査など、一時的に放棄できる作業についてのガイドラインの策定にも取り組んでいると伝えている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

公式Twitterアカウントのご案内

海外電力関連 トピックス情報は、以下の電気事業連合会オフィシャルTwitterアカウントにて更新情報をお知らせしております。ぜひ、ご覧いただくとともにフォローをお願いいたします。

ページの先頭へ