フランスの風力発電業界団体（FEE）は2020年5月13日、新型コロナからの回復に向けたロードマップ「Wind Deal」を発表した。
陸上風力については、緊急事態宣言の影響により30万〜70万kW分のプロジェクトに遅延発生の可能性があると見積もられている。
また、訴訟やパブリック・コンサルテーション、陸上風力発電の受入条件に関する議論等も中断されており、これらの一刻も早い再開が要請されている。
洋上風力については、2020年からの開始が必要な入札プロジェクトや調査等が遅延なく実施されることが要請されている。
同団体は、「陸上・洋上風力ともに、『エネルギー多年度計画』（PPE）に示された開発目標を達成することは、フランスの経済回復に貢献するだろう」としている。
なお、5月13日には、太陽光発電の業界団体であるEnerplanが新型コロナからの回復計画を発表している。

 

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】