原子力規制委員会（NRC）は2020年6月15日、カリフォルニア州に本拠を置くベンチャー企業オクロ社が2020年3月に提出していた、同社製小型高速炉「Aurora」の建設・運転一括許認可（COL）申請書を受理したことを発表した。
Auroraはエネルギー省（DOE）のアイダホ国立研究所（INL）に設置予定の先進型原子炉で、1,500kWの電気出力を持ち熱も供給する。
また同炉は炉心冷却に水を必要としないヒートパイプ技術を用い、燃料交換なしで20年間の運転が可能とされる。
非軽水炉タイプの先進型原子炉のCOLをNRCが受理するのはAuroraが初であり今後の審査が注目される。

 

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】