ビジネス・エネルギー・産業戦略省（BEIS）は2020年7月10日、3件の先進モジュール炉（AMR）開発プロジェクトに対し、各1,000万ポンド（約13億4,000万円）、総額3,000万ポンド（約40億3,000万円）の資金援助を行うと発表した。
対象は、ウエスチングハウス社が開発する鉛冷却高速炉、U-Battery社（Urencoグループ）が開発する小型高温ガス炉、Tokamak Energy社がオックスフォード大学等と開発を進める核融合炉の3件となる。
さらにBEISは、AMR向けの先進的な原子炉部品開発に500万ポンド（約6億7,000万円）、AMR導入を見据えた原子力規制体制の強化に500万ポンド（約6億7,000万円）をそれぞれ投じるとしている。
BEISは2018年、英国内における民生用原子力産業に対する政府の支援策を提示する政策文書「原子力セクターディール」を公表しており、今回の資金援助は同政策文書の一環として行われる。

 

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】