連邦議会上院のエネルギー天然資源委員会は2020年7月23日、原子力技術の国際競争において米国が再びリーダーシップを取り戻すことを目指す、原子力リーダーシップ法（NELA：Nuclear Energy Leadership Act）案が、2021年国防権限法の一部として連邦議会上院を通過したことを発表した。
同委員会のマコ―スキー委員長（共和党、アラスカ州）等によって提出された同法案は、エネルギー省（DOE）による先進型原子炉の実証やそれらで使用する新型燃料の開発を支援する内容が含まれており、先進型原子炉、特に軍事基地での活用も見込まれるマイクロリアクターの最初の顧客が国防総省（DOD）となるため、マコ―スキー委員長等が2021年国防権限法の一部としてNELA法案を審議するよう2020年6月から働きかけていた。 

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】