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[米国] NRCとEPA、ウラン採掘(ISR法)規制の協力について覚書締結

2020年8月17日

2020年7月24日付の報道によると、原子力規制委員会(NRC)と環境保護局(EPA)はインシチューリカバリー(ISR)法と呼ばれるウラン採掘手法の規制に関する協力促進のための覚書を締結した。
ISR法は、地下ウラン鉱床にウランが溶解しやすい水溶液(硫酸や過酸化水素水等)を注入しウランを溶解し、それを地上に汲み上げる採掘方法で、近年米国で主流となっている採掘方法である。
ISR法を用いたウラン採掘施設に関して、EPAは周辺公衆の健康や環境保護について規制し、NRCは施設の設置・運営について規制している。
今回の覚書締結に当たり、EPAのウィーラー長官は「覚書は国内ウラン採掘事業を強固にするための重要なステップであり、安全でコストも安いISR法で採掘したウランを原子力発電所で使用することは、温室効果ガス削減とウラン採掘事業の雇用確保につながる」とコメントしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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