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[中国] 2010年に初臨界した中国高速実験炉、出力段階の試運転試験を終了

2020年8月28日

中国核工業集団有限公司(CNNC)は2020年8月7日、中国の高速実験炉(CEFR:China Experimental Fast Reactor)がフルパワーからの手動緊急停止試験を7月31日に成功したと公表した。
CNNCによると、これで原子炉の出力段階の試運転試験が終了し、安定状態および予想される過渡運転条件下の性能が設計要件を満たしていることが確認されたという。
ナトリウム冷却プール型高速炉であるCEFR(2万kW)は、北京近郊の中国原子力研究所(CIEA)でロシアの支援を受けて建設され、2010年7月に初臨界を達成し、1年後には40%の容量で送電網に接続され、2014年にはフルパワーで72時間という設計目標を達成していた。
なお、CEFRをベースにCIEAが開発した高速実証炉CFR-600(60万kW)の建設が2017年12月に中国福建省で開始されている。


 

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