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[フィンランド] フォータム社、ロビーサ1、2号機の運転延長を目指す

2020年8月31日

フィンランドの電力大手フォータム社は2020年8月13日、ロビーサ原子力発電所の2基を運転延長するための環境影響評価(EIA)手続きを開始した。
ロビーサ1号機は1977年に商業運転を開始し、2027年末まで運転許可を得ている。
2号機は1981年に商業運転を開始し、2030年まで運転許可を得ている。
どちらもVVER-440加圧水型原子炉である。
EIAは約18カ月で完了する予定で、この中で現在の運転期間を超えて最大20年間運転し続けその後廃炉する案と、現在の運転期間終了時に廃炉する案を比較検討するとしている。
ロビーサとオルキルオトにある4基の原子炉は、フィンランドの電力の約30%を供給している。
5基目はオルキルオト3号機として現在建設中で、2021年に発電を開始予定。
6基目はハンヒキビに建設中で、2028年に商業運転開始予定。
政府は、2029年までに石炭火力発電を段階的に廃止する方針で、2035年までにカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げた新しいエネルギー政策を2019年に発表した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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