2020年8月19日付の報道によると、ケニア国営企業Nuclear Power and Energy Agency（NuPEA）は、100万kWの同国初の商業用原子力発電所の建設を環境管理庁（Nema）へ申請しており、建設は民間事業者により行われる計画であることを明らかにした。
NuPEAは、民間投資家からの資金提供により2027年までにケニア南東部タナ川群に50億ドル規模の原子力発電所を建設するとしている。
NuPEAの計画は、Nemaが計画を承認し、プロジェクト継続のための下準備をする前に、公開審査が行われる予定である。
また、ケニア政府は、BOT方式で、2035年までに原子力発電の発電容量を4倍に拡大する（合計400万kW）方針としており、建設費は約200億ドルと見込んでいる。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】