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[ロシア] ロシアで軽水炉用U/Pu再生混合(REMIX)燃料を製造へ

2020年9月10日

ロシア国営原子力企業ロスアトム社は2020年8月26日、トムスク地方セベリスクにあるシベリア化学コンビナート(SCC)でロシアVVER-1000用ウラン/プルトニウム(Pu)再生混合(REMIX:regenerated mixture)燃料集合体の実験製造ラインを2023年に完成させると公表した。
使用済燃料から分離せずに回収したウラン/Pu混合物に少量の濃縮ウラン(濃縮度最大17%)を加えて製造するREMIX燃料は、高速炉用燃料に比べてPu含有率が低い(最大1.5%)が、最大5回まで軽水炉でのPuの多重リサイクルが可能とされる。
2016年からバラコボ原子力発電所3号機においてREMIX燃料棒6本を含む燃料集合体(1体当たり312本の燃料棒で構成)3体の照射試験が実施中で2020年に3回目の18カ月照射サイクルが開始された。
次のステップはSCCで製造される本格的なREMIX燃料集合体を原子炉に装荷するパイロット運転となる。

 

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