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[米国] テラパワー社とGE日立、ナトリウム高速炉発電・蓄電システム導入へ

2020年9月11日

米国テラパワー社とGE日立ニュークリア・エナジー社は2020年8月27日、ナトリウム冷却高速炉と溶融塩エネルギー貯蔵システムを組み合わせたNatrium™原子炉エネルギーシステムの導入について発表した。
同システムの原子炉発電容量は34万5,000kWで、非原子力機器の原子炉建屋外設置など大幅な簡素化によりコスト削減を目指している。
太陽熱発電の技術をベースにしたエネルギー貯蔵システムにより、必要に応じて最大5時間半、50万kWの電力供給を可能にする。
これにより、日々の電力負荷の変化に追従する柔軟な運転が可能となり、再生可能エネルギーの変動で生じるピークを吸収することも可能である。
2020年代後半の商業化を目指すNatrium™技術は、米国エネルギー省の先進型原子炉実証プログラムを通じて多くの電力の関心を集め、エナジー・ノースウェスト社やデューク・エナジー社などがその商業化の取り組みに賛同している。

 

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