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[米国] アメレン社、2050年までに炭素排出量を実質ゼロとする目標を発表

2020年10月22日

電力大手のアメレン社(供給エリア:ミズーリ州とイリノイ州)は2020年9月28日、2017年発表の炭素排出削減目標を加速させ、2050年までに炭素排出量を実質ゼロ(従来目標は80%)とする新たな目標を発表した。
目標は3年ごとに更新される統合資源計画(IRP)に織り込まれ、炭素排出量を2005年比で、2030年までに50%(従来35%)、2040年までに85%(従来50%)削減し、2050年までに実質ゼロを目指す。
電源計画では、今後10年間で約45億ドルを投じて風力と太陽光を310万kW追加し、再エネの設備容量を2040年までに540万kWに増やす。
またミズーリ州にあるキャラウェイ原子力発電所(PWR、124万6,000kW)は、運転認可期間満了の2044年以降も許可を更新のうえ、炭素排出の実質ゼロ達成に必要なカーボンフリー電源として継続活用する意向を示した。
他方で石炭火力は2022年以降段階的に廃止し、2042年までにすべての石炭火力を廃止する。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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