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[米国] 民主党バイデン氏、大統領選の対話集会で自身の環境政策について説明

2020年10月29日

米国大統領選の民主党候補バイデン前副大統領は2020年10月15日、第2回テレビ討論会に代わる対話集会をABCテレビの主催で行った。
  バイデン氏は、民主党の急進的なグリーン・ニューディール政策と自身のエネルギー・環境政策との違いを問われ、「New Green Dealでは、2030年までに自動的にカーボンフリーになると言われているが、それは不可能である」とし、「私の政策は(気候問題に対処するための)重要な枠組みであるが、New Green Dealではない。New Green Dealは2030年までに非再生可能エネルギーの排除を求めている」と述べ、第1回テレビ討論会と同様、同政策に距離を置く姿勢を示した(同氏は集会で誤って「Green New Deal」を「New Green Deal」と発言)。
同氏は、温室効果ガス排出量の実質ゼロを可能にする新技術への投資を行うために、国にはもっと時間が必要であるとした。
また、二酸化炭素回収・貯留の必要性を強調した。
他方、共和党のトランプ大統領もNBCテレビの主催で対話集会を行ったが、気候変動やエネルギー問題への言及はなかった。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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