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[ブルガリア] 首相、コズロドイ原子力発電所増設計画の復活を表明
2020年11月6日
ブルガリアのボリソフ首相は2020年10月13日、ブルガリア北西部ドナウ川沿いのコズロドイ原子力発電所に新たな原子炉1基を建設する計画を復活させ、米国技術の活用を検討すると表明した。
また内閣は翌日、国営ブルガリア・エナジー・ホールディングス社(BEH)に、小型モジュラー炉を含む原子力炉を開発する米国企業との交渉許可を与え、実現可能性調査を2021年1月31日までに行うよう要求した。
ブルガリア唯一の同原子力発電所では、2基のVVER-1000が5、6号機として運転中で、同国の電力需要のおおよそ3分の1を賄っているが、他の4基は廃止措置中である。
コズロドイから160km離れたベレネにロシア製原子炉2基を新設するというベレネ・プロジェクトが資金調達で行き詰まった2012年、同首相はコズロドイでの増設を打ち出し、米国ウエスチングハウスとAP1000の導入に向けて協議を進めたが、結局、資金調達の条件が折り合わず頓挫したままとなっていた。
エネルギー委員会委員長が、今回のコズロドイ増設計画には同国の独自資金を充てる可能性があり、海外からの資金調達を求めているベレネ・プロジェクトよりは有利と発言したとメディアは伝えている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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