ニュージャージー州環境保護局（NJDEP）は2020年10月15日、州の目標「2050年までに温室効果ガス（GHG）排出量を80％削減」の実現に向け、その進捗状況や取り組みを評価・提言するレポート「80x50 Report」を州議会に対して公表した。
これは同州の地球温暖化対策法（Global Warming Response Act）に基づくものであり、推奨するイニシアティブとして、（1）化石燃料への依存を低減すること、（2）風力および太陽エネルギーによる発電を促進すること、（3）電化促進のために建築基準を改正すること、（4）内燃機関自動車からの早期移行のために、EV 充電インフラを整備することなどを挙げた。
電力部門では、低炭素電源への早期移行を促すとともに、州内にある3つの原子力発電所を含む、既存の無炭素資源を維持する方針を示している。
また運輸部門では、2035年以降に州で販売される車の100％がEV となるよう法制化を促している。

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】