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[ノルウェー] IFE、研究炉の使用済燃料をスウェーデンで貯蔵する契約を締結

2021年2月26日

ノルウェーのエネルギー技術研究所(IFE)とスウェーデンの廃棄物処理会社Studsvikは2021年1月28日、ノルウェー初の原子炉Jeep1(重水炉、熱出力350kW)の使用済燃料(SF)約3tをノルウェーで最終処分するまでスウェーデンで貯蔵・管理する契約を締結したと発表した。
1951年から1966年まで研究に使われ1967年に閉鎖した同炉のSFは1952年に設置された乾式貯蔵施設に貯蔵されているが、当該施設は現在求められるような機能を充足していない点があるとされている。
ノルウェーの同施設からのSFの搬出、輸送については容器の供給から役務提供までStudsvikが行う。
スウェーデンの貯蔵施設は同社がこれから建設し、SFを貯蔵管理した後、返還前には処分に適した形に整える。
これら一連の作業は2021年からおよそ13年間を要し、契約金額は1億3400万SEK(約17億円)に相当する。
同研究炉は2028年12月31日からノルウェーの原子力廃止措置機関(NND)に移転されることになっている。
NNDはSFを含む放射性廃棄物の最終処分場の建設を計画しており、今回の発表の前日にスウェーデン核燃料・廃棄物管理会社(SKB)の子会社がNNDと計画遂行に関する契約を締結したと発表している。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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