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[世界] 国連科学委員会、福島第一原子力事故の放射線影響報告書を更新

2021年3月30日

原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR:the United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation)は2021年3月9日、福島第一原子力発電所事故の放射線影響に関する報告書(2013年版)を更新する2020年版を公表した。
2013年の報告書は、事故後1年間のデータに基づき一般市民や同発電所作業者の事故放射線による健康影響を評価し、これらの人々が受けた放射線量はチェルノブイリ事故と比較し大幅に少ないため、放射線による健康リスクが明らかに増加するとは考えられないと結論していた。
今回の報告書では、2019年までの科学的知見に基づきこれを見直した結果、一般市民の受けた放射線量は前回の報告書の値と同等かさらに低いものとなり、事故放射線による健康影響は小さすぎて、他の要因による健康影響と識別できないと結論した。
また、作業者についても発がん率の増加が認められる可能性は低いと結論した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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