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[米国] EPRI、脱炭素化と系統信頼性における原子力の重要性を説明

2021年4月1日

米国電力研究所(EPRI)のマンスールCEOは2021年3月10日、原子力規制委員会の規制情報会議(RIC)において、系統信頼性を維持しながら脱炭素化を実現していく上での原子力発電の重要性について説明した。
同氏は、「テキサス州で発生した大寒波による電力危機において、ERCOT管内の原子力発電は、ピーク需要時の供給力として期待された発電電力量の80%を維持した。それが60%を超えたのは原子力発電のみである」と指摘した。
また同氏は、「系統の信頼性、回復力、発電容量(kW)だけでなく、系統慣性力を重視しなければならない」とし、「現在、米国のカーボンフリー電源シェアの50%以上を占める原子力発電は、脱炭素化に向けても重要である」と強調した。
さらに「既設および新型炉のデジタル化と効率化により、安価な発電を可能にするための研究を進めていく」と述べた。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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