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[米国] テキサス州、2021年2月に続き電力価格が高騰

2021年4月30日

テキサス州の独立系統運用事業者であるERCOTは2021年4月14日午後、同日夕方から夜にかけて需要が供給を上回ると予測されたため、需要家に対し節電を呼び掛けた。
前日13日にも需給が逼迫し、電力価格は午後5時時点で一時的に2ドル(約220円)/kWh近くまで高騰した。
しかし、14日は約4時間にわたる節電要請に需要家が応えたこともあり、電力価格は0.8ドル(約90円)/kWh程度に留まった。
14日午後9時に節電要請は解除された。
15日も予備力低下が見込まれたが、節電を呼び掛けることはなかった。
ERCOTによれば、定期メンテナンスおよび2021年2月の寒波襲来により損壊した発電設備修理のため、約3,300万kWの発電設備が停止していた。
また、当日、テキサス州では寒冷前線の影響により冷房需要が減少すると予測されたが、一部の地域では気温がそれほど下がらず、想定したほど電力需要は減少しなかった。
テキサス州は2021年2月にも寒波の影響で電力価格が高騰し、輪番停電が実施された。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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