スロバキア原子力安全局ÚJDは2021年5月13日、スロバキア電力（SE）が保有するモホフチェ原子力発電所3号機（VVER-440、約47万kW）の試運転許可証の発行を発表した。
ÚJDは、同炉の試運転に向けた準備状況を徹底的に評価して試運転を許可したとしている。
燃料装荷は同許可証が法的に発効した後に可能となる。
SEによると同炉が運転を始めるとスロバキアのエネルギー需要の約13%をカバーし、国外から電力を輸入し始めた2007年以来、初めて電力供給を自給できるようになるという。
同社は4号機（VVER-440、約47万kW）も建設中であり、2019年の試算では、3、4号機の建設費用は約57億ユーロ（約7,570億円）と見積もられている。

 

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】