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[米国] 環境諮問委員会、CCUS技術の開発を促進するための報告書を議会に提出

2021年7月20日

ホワイトハウス環境諮問委員会(CEQ)は2021年6月30日、CO2回収・有効利用・貯留(CCUS)技術の開発を促進するために連邦政府が取るべき行動をまとめた報告書を議会に提出した。
報告書は、革新的技術による排出炭素の大量利用法(USE IT法、2020年12月制定)に基づき議会への提出が義務付けられている。
CEQは報告書で、バイデン政権は脱炭素化の実現に向けて「CCUSの責任ある開発と展開を加速すること」を約束する一方、「CCUSはその将来展望が適切に示され、管理されている場合にのみ、望ましい社会的・環境的利益をもたらす」とした。
また、CCUSプロジェクトの規制手段は確立されているが、CCUSは複数の事業(例えば、回収、輸送、貯留)を組み合わせたものであるため、必要な許認可や審査は、プロジェクトごとによって決まる。
このため報告書では、許認可プロセスを構築することの重要性を認識し、気候変動の目標に沿ってCCUSを効率的に開発していくために、既存の規制の枠組みを詳述するとともに、改善すべき点なども明らかにしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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