海外電力関連 トピックス情報
[欧州] 大手エネルギー企業、水素に炭素国境調整メカニズムを導入要求
2021年7月26日
欧州の大手エネルギー企業EDF(フランス)、EDP(ポルトガル)、Enel(イタリア)、Iberdrola(スペイン)、McPhy(フランス)、Ørsted(デンマーク)等は、2021年6月29日付で欧州委員会へ書簡を提出した。
書簡では、2030年迄にEU内のGHG排出量を少なくとも55%削減するための気候保護パッケージ「Fit for 55」の一部として今後策定される炭素国境調整メカニズム(CBAM:Carbon Border Adjustment Mechanism)の対象に、域外から欧州へ輸入される水素を含めるよう求めている。
足元で製造される水素のほとんどは天然ガス由来であるため、製造過程で大量にCO2を排出した水素が無条件に輸入されることで、EU内のクリーン水素サプライチェーンの成長が阻害されることを危惧している。
Fit for 55は、欧州委員会の草案が2021年7月14日に提出される予定。
書簡では、2030年迄にEU内のGHG排出量を少なくとも55%削減するための気候保護パッケージ「Fit for 55」の一部として今後策定される炭素国境調整メカニズム(CBAM:Carbon Border Adjustment Mechanism)の対象に、域外から欧州へ輸入される水素を含めるよう求めている。
足元で製造される水素のほとんどは天然ガス由来であるため、製造過程で大量にCO2を排出した水素が無条件に輸入されることで、EU内のクリーン水素サプライチェーンの成長が阻害されることを危惧している。
Fit for 55は、欧州委員会の草案が2021年7月14日に提出される予定。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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