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[米国] DOE、新技術適用による原子炉の建設コスト削減でGE日立と提携

2021年7月26日

米国エネルギー省(DOE)は2021年7月7日、原子力以外の業界で開発されている技術の中から、原子炉の建設コストを10%以上削減できる三つの建設技術の実証プロジェクトに対して580万ドルの資金提供を行うと発表した。
建設コストの増大と工期の遅延が原子力開発の足かせとなっており、最新技術の導入でこうした障害を取り除くことができるとした。
GE日立ニュークリア・エナジー社が率いる同プロジェクトには、国立原子炉イノベーションセンター(NRIC)を通じて資金が提供される。
技術の一つ目は、トンネル掘削業界のベストプラクティスである垂直シャフト技術で原子力発電所の工期を1年以上短縮。
二つ目は、玩具のLEGOのようなモジュール式のスチールとコンクリートの複合構造であるSteel Bricks™技術で現場作業量の大幅な削減が可能。
三つ目は、デジタルツイン技術を用いた高度なモニタリング技術で原子力発電所の構造をデジタルで再現可能。
なお、技術開発と小規模実証に重点を置く今回の第1段階が成功し、次期予算が確保されれば、3年以内に第2段階の実証を行うとしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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