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[世界] IAEA、日本政府と福島第一原子力発電所処理水放出の技術支援範囲合意

2021年7月27日

国際原子力機関(IAEA)は2021年7月8日、福島第一原子力発電所に貯蔵される処理水の放出計画を監視・検証するにあたり、IAEAが提供する技術支援の範囲について日本政府と合意し、同支援の枠組に関する付託事項(TOR:Terms of Reference)に署名したと公表した。
IAEAは、TORに基づき、福島第一原子力発電所処理水処分計画の安全面のレビューや海洋モニタリングなどを実施する。
IAEAのグロッシ事務局長は、「IAEAは、日本の計画の実施状況を監視・検証する上で重要な役割を果たす。国際社会の目として、IAEAの専門家は、処理水の放出が安全に行われているかどうかを検証することができる。これは、日本や世界の他の国々、特に近隣諸国の人々に、この水が脅威とならないことを確信してもらうために、最も重要なことである。」と技術支援の意義について述べた。
日本は約2年後に処理水の放出を開始する予定で、全体の運用は数十年に及ぶ可能性があるという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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