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[イタリア] 世論調査、33%が原子力支持、56%が先進型炉の将来利用を否定せず

2021年8月5日

2021年7月22日付の報道によると、イタリアでは男性と若者を中心に33%が原子力利用を支持し、56%が新しい先進型炉技術の将来的な使用を排除しないとする世論調査結果が発表された。
同調査は同年6月に800人の成人を対象に「脱炭素化や気候変動対策の観点から、原子力が国際的に注目されていることを踏まえ、イタリア国民の原子力に対する意識を探る目的で」実施したもの。
調査を委託した「原子力と理性に関する委員会」は、「近年、この問題が政治的な議論から完全に排除されていたことを考えると驚くべき結果」だとしている。
原子力発電を支持する主な理由は、新技術による安全性の向上、イタリアのエネルギー安全保障への貢献、低炭素排出等であった。
主な反対理由は、放射性廃棄物の管理と原子力発電所事故の可能性に対する懸念であった。
なお、2011年6月の世論調査では、94%の有権者がイタリアでの新たな原子炉の建設を拒否していた。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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