海外電力関連 トピックス情報
[スロベニア] 放射性廃棄物管理機構、米社とSF深掘削孔処分のFS契約締結
2021年9月17日
米国の放射性廃棄物処分の開発事業者Deep Isolation社は2021年8月30日、スロベニアの放射性廃棄物管理機構(ARAO)と、同国唯一の研究炉TrigaⅡの使用済燃料(SF)の深掘削孔処分(DBD:Deep Borehole Disposal)の実現可能性調査(FS)契約を締結したと発表した。
FSでは、2043年閉鎖予定の同研究炉のSFデータの分析結果に基づいて、花崗岩と頁岩地層へのDBD施設構築にかかるコストと工期が提供される。
ARAOは同研究炉とクルスコ原子力発電所(PWR、69万kW)の放射性廃棄物管理について責任を負っており、処分方法などについて検討を進めている。
ARAOの計画開発責任者はDBDが従来の深地層処分方法に比べ、低コストで安全な処分を実現する可能性に期待しており、既に同社と欧州放射性廃棄物処分機構(ERDO)の他のメンバーと共同でクルスコ原子力発電所においてDBDの検討を進めていると報道機関に伝えた。
FSでは、2043年閉鎖予定の同研究炉のSFデータの分析結果に基づいて、花崗岩と頁岩地層へのDBD施設構築にかかるコストと工期が提供される。
ARAOは同研究炉とクルスコ原子力発電所(PWR、69万kW)の放射性廃棄物管理について責任を負っており、処分方法などについて検討を進めている。
ARAOの計画開発責任者はDBDが従来の深地層処分方法に比べ、低コストで安全な処分を実現する可能性に期待しており、既に同社と欧州放射性廃棄物処分機構(ERDO)の他のメンバーと共同でクルスコ原子力発電所においてDBDの検討を進めていると報道機関に伝えた。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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