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[中国] 秦山原子力発電所1号機、中国初の20年延長運転認可を取得

2021年10月4日

中国核工業集団有限公司(CNNC)は2021年9月13日、原子力規制機関である生態環境部から秦山原子力発電所1号機(PWR、出力35万kW)の運転延長認可を中国で初めて受けたことを明らかにした。
同号機は中国独自の設計と建設による原子力ユニットで、1991年12月15日に系統連系して発電を開始し、1994年4月に営業運転を始めた。
今回の運転延長認可には25項目の付帯条件が付され、運転期限を2041年7月30日と実質上20年間延長された。
国際原子力機関(IAEA)によると世界の運転中原子炉442基の内、104基が40年以上の運転認可を受けている。
CNNCは今回の運転延長により、必要な技術更新や設備の評価システムの確立などを行ったとしている。
なお、同号機は2019年に当初の出力30万kWを35万kWへ増強する工事を完了させ、IAEAの長期運転安全評価(SALTO)を受けている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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