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[英国] 発電大手Drax、政府の要請次第で石炭火力の停止延期は可能とコメント

2021年10月7日

2021年9月23日付の報道によると、英国の大手IPPであるDraxは、同社保有の石炭発電ユニット(66万kW×2ユニット)の運転停止時期について、政府からの要請次第で、停止の延期に応じることも可能であるとコメントした。
同ユニットは、政府の2024年石炭火力廃止計画に先立って商業運転を2021年3月に終了しているが、2022年9月までは容量市場契約を有しており、系統運用者からの給電指令に応じての稼働が可能な状態となっている。
2021年9月に入ってからは、エネルギー価格の高騰や風力発電の出力低下およびIFA1国際連系線における火災などを起因とした電力需給のひっ迫を受けて同ユニットが数回稼働している。
Draxの最高責任者Gardiner氏は、「欧州のエネルギー危機が英国の電力供給の脆さを露呈した」と指摘、脱炭素に向けた政府の計画に賛同を示しつつも、「次の10年間に安定供給を維持する方法について明確化する必要がある」と述べた。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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