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[IAEA] IAEA、COP26に先立ちネット・ゼロ達成に対する原子力の重要性を強調

2021年10月26日

国際原子力機関(IAEA)は2021年10月15日、10月末からグラスゴーで開催されるCOP26に先立ち、ネット・ゼロ達成の観点から、原子力の重要性をまとめた報告書を公表した。
「Nuclear Energy for a Net Zero World」と題する報告書は、原子力の重要な役割として、石炭等の化石燃料代替によるCO2排出量の大幅削減、24時間365日のエネルギー供給確保による再生可能エネルギーの更なる普及、運輸・産業等の発電以外の脱炭素化に向けたクリーンな水素や熱の大量供給等を挙げている。
また、原子力投資は他のエネルギー投資よりも経済効果を生み出し、持続可能な経済回復とネットゼロエネルギーシステムへの移行に最も効果的な行動の一つとしている。
グロッシIAEA事務局長は「COP26に向け、今こそ証拠に基づいた決断を下し、原子力投資を拡大すべきで、しなかった場合のコストは、負担するにはあまりにも高すぎる」と述べた。
カナダ、中国、フィンランド、フランス、日本、ポーランド、ロシア、米国および英国の9カ国が同報告書の内容を支持している。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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