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[EU] ガス火力・原子力推進国、タクソノミー基準案を欧州委員会に提案
2021年11月16日
エネルギー情報誌は2021年11月5日、ガス火力・原子力を推進するEU加盟国が、持続可能な事業分類(タクソノミー)にガス火力・原子力を含めるうえで、タクソノミー適合であるかを判断する技術スクリーニング基準案を欧州委員会に提案したと報じた。
欧州委員会は技術基準の検討の際に、実質的にCCSを実施しないガス火力は持続可能な事業とは認められない厳しい排出基準案(100gCO2/kWh未満)を提示したものの、2021年6月に採択した技術スクリーニング基準への適用は見送っている。
また、原子力については更なる検討が必要としタクソノミーに含めるか態度を保留している。
今回の提案では、ガス火力の排出基準は100gCO2/kWh未満をベースとしつつも、これを満足できないガス火力については過渡的な活動として、2030年12月31日までは直接排出量340g CO2/kWh未満、年間排出量700kg CO2/kW未満(熱電併給プラントについては、低炭素燃料の混焼が可能なことを実証、かつ、熱供給と発電を別々に行う場合に比べて一次エネルギー消費を10%節約したうえで直接排出量を250~270g CO2/kWh未満)を基準としている。
また、原子力については、原子力発電所の建設、運転、廃炉、運転延長、放射性廃棄物管理、ウラン採掘加工、使用済燃料再処理等のための投資をタクソノミーに含めるよう提案している。
欧州委員会は技術基準の検討の際に、実質的にCCSを実施しないガス火力は持続可能な事業とは認められない厳しい排出基準案(100gCO2/kWh未満)を提示したものの、2021年6月に採択した技術スクリーニング基準への適用は見送っている。
また、原子力については更なる検討が必要としタクソノミーに含めるか態度を保留している。
今回の提案では、ガス火力の排出基準は100gCO2/kWh未満をベースとしつつも、これを満足できないガス火力については過渡的な活動として、2030年12月31日までは直接排出量340g CO2/kWh未満、年間排出量700kg CO2/kW未満(熱電併給プラントについては、低炭素燃料の混焼が可能なことを実証、かつ、熱供給と発電を別々に行う場合に比べて一次エネルギー消費を10%節約したうえで直接排出量を250~270g CO2/kWh未満)を基準としている。
また、原子力については、原子力発電所の建設、運転、廃炉、運転延長、放射性廃棄物管理、ウラン採掘加工、使用済燃料再処理等のための投資をタクソノミーに含めるよう提案している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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