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[米国] サザン社、溶融塩実験炉の設計・建設・運転の協力協定をDOEと締結

2021年11月30日

大手電力サザン社(本社:ジョージア州アトランタ)は2021年11月18日、世界初の高速スペクトル型の溶融塩実験炉「塩化物溶融塩実験炉(MCRE)」の設計、建設および運転を行う協力協定を、米国エネルギー省(DOE)と締結したと公表した。
同実験炉は、DOEの先進型原子炉実証プログラム(ARDP)のうち、今後10~14年で稼働が期待される「将来実証リスク低減」プロジェクトに選ばれ、5年間で1億7,000万ドルの費用分担が予定されている。
MCREは、テラパワー社設計の「塩化物溶融塩高速炉(MCFR)」の実証に資するもので、アイダホ国立研究所(INL)敷地内に設置される。
同実験炉の研究・開発は、サザン社主導で、テラパワー社、INL、コア・パワー社、オラノ・フェデラル・サービス社、米国電力研究所(EPRI)および3M社が共同で進める。
サザン社マネージャーのラテム氏は「実験炉の熱出力は500kW未満で2026年稼働の予定」と述べた。 

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