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[米国] テラパワー社、Na冷却高速炉実証炉の建設地をワイオミング州に選定

2021年11月30日

ビル・ゲイツ氏が会長を務めるテラパワー社は2021年11月16日、開発中のナトリウム冷却高速炉と溶融塩エネルギー貯蔵システムを組み合わせた先進型原子炉Natrium™(電気出力34万5,000kW)の実証炉の優先サイトとして、ワイオミング州ケンメラーを選定したと発表した。
同地は2025年に閉鎖予定の石炭火力発電所の近傍に位置し、選定においては地域の支援、米国原子力規制委員会(NRC)からの許認可取得の可能性、送電網など既存インフラへのアクセス等を考慮したとしている。
同プロジェクトを先進型炉実証プログラム(ARDP)の対象として支援する米国エネルギー省(DOE)はテラパワー社発表の同日、ウェブサイト上で「この世界初の原子炉の認可、建設、実証に2028年までに約20億ドルを投じて支援する予定である」とのコメントを載せた。
同社は、実証炉の建設許可申請を2023年半ばにNRCに提出し、今後7年間で運転を開始する予定としている。 

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