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[メキシコ] エネルギー相、太陽光の増強と原子力の新設にも言及

2021年12月20日

エネルギー情報サイトは2021年12月8日、メキシコのナーレ・エネルギー相が大臣会見の中で、電力公社CFEの電源開発計画の見通しについて、太陽光の増強とともに原子力の新設に触れたことを報じた。
同大臣は会見の中で、北西部ソノーラ州で計画されているPuerto Peñasco太陽光発電所が2022年から建設が開始できるよう取り組んでいるとした。
同大臣は2023年末までの完成を目指して、本件は第1フェーズで15万kW相当が建設され、その後、50万kWの設備が追加されるとしている。
ただし、同発電所は当初予定では完成時に100万kWとなる計画だっただけに、プロジェクトの工程や資金調達などの問題点が指摘されている。
また、同大臣は原子力の新設について、西部ベラクルス州に立地する既設のラグーナ・ベルデ発電所(BWR、2基:合計161万5,000kW)サイトもしくは新たな候補地となるソノーラ州で、原子力発電所の新設を検討していると述べた。
既にエネルギー省(Sener)と国立原子力研究所(ININ)が共同で調査を進めているが、建設開始までには6~7年かかるとしている。
CFEはこの他に、6つのコンバインドサイクルの新設、水力や風力などの増強、2件のガスパイプライン建設を計画しており、これらは総額48億5,000万ドルの長期電源投資の一環として進め、系統増強についても総額44億6,000万ドルをかけて行う予定である。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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