海外電力関連 トピックス情報
[ロシア] ロシアの高速炉BN-800、60%MOX燃料で稼働へ
2022年2月9日
2022年1月27日付の報道によれば、ロシアのロスエネルゴアトム社が運転するナトリウム冷却高速炉であるベロヤルスク原子力発電所4号機(FBR BN-800、88万5,000KW)は、運転開始後6年を経てオーバーホールされ、炉心の60%にMOX燃料が装荷された。
同号機は、2016年に運転開始し、2020年には、原子炉技術と燃料技術に実験炉的な役割を果たしつつも、設備利用率82%を達成した。
今回炉心の60%がMOX燃料となったが、将来的には炉心すべてをMOX燃料にする計画である。
MOX燃料は、再処理により抽出されたプルトニウムと濃縮工程で残った劣化ウランにより製造される。
同社は、「MOX燃料の使用で資源量が10倍になり、実質的に廃棄物をなくすことにつながる」と述べている。
同号機は、2016年に運転開始し、2020年には、原子炉技術と燃料技術に実験炉的な役割を果たしつつも、設備利用率82%を達成した。
今回炉心の60%がMOX燃料となったが、将来的には炉心すべてをMOX燃料にする計画である。
MOX燃料は、再処理により抽出されたプルトニウムと濃縮工程で残った劣化ウランにより製造される。
同社は、「MOX燃料の使用で資源量が10倍になり、実質的に廃棄物をなくすことにつながる」と述べている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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