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[米国] 科学者集団が、原子炉閉鎖を遅らせるようカリフォルニア州知事に要請

2022年2月15日

80人近くの科学者と学者は2022年2月3日、地球温暖化を抑制するカリフォルニア州法順守の観点から、同州で現在稼働している原子力発電所の閉鎖を遅らせるよう、同州ニューサム知事に書簡で要請した。
チュー元米国エネルギー省長官も名を連ねる同書簡は、原子力発電の排出利益を促進する非営利団体Save Clean Energyの創設者兼常務取締役であるIsabelle Boemeke氏によって作成された。
同書簡では「気候変動の脅威はあまりに現実的であり、あまりに差し迫っており、原子力発電所の閉鎖は無責任であるだけでなく、その結果は壊滅的になるおそれがある」と指摘している。
同州で唯一稼働中のディアブロキャニオン原子力発電所(PWR、117万kW×2基)を所有する電力会社PG&Eは2016年、運転コストの上昇から、両号機のライセンス有効期限である2024年と2025年で閉鎖することを決定した。
州広報担当者は、小売電力事業者は同発電所に代わる電力調達を計画しており、同州のクリーンエネルギーの目標達成は可能であるとしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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