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[米国] DOE、使用済燃料リサイクル計画に最大4,800万ドル拠出

2022年3月29日

米国エネルギー省(DOE)のエネルギー高等研究計画局(ARPA-E)は2022年3月15日、使用済燃料(UNF)をリサイクルして先進型炉(AR)の燃料とする新プログラム(Converting UNF Radioisotopes Into Energy, CURIE)に最大4,800万ドルを提供すると発表した。
CURIEプログラムは、UNFの処分による影響を大幅に軽減し、廃棄物を安全かつ確実に処理するための包括的な国家戦略の支援に資するとしている。
CURIEの目的は、AR燃料の原料や重要な放射性同位元素と希少鉱物の国内生産に役立つよう、革新的な分離、オンラインモニタリングおよび材料計量に関する技術開発を行うこと。
さらに燃料リサイクル、核拡散抵抗性の向上した分離技術および廃棄物量の最小化に関するシステム設計研究の支援も含まれる。
UNFをARの新燃料として使用することで、安全で経済的なUNFのリサイクルが可能となり、資源利用の改善と永久処分が必要な廃棄物量の劇的な減少の他、同廃棄物の熱負荷と放射性毒性の大幅な低減と高速炉用の貴重で持続可能な燃料の提供がそれぞれ可能になるとしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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