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[フィンランド] 世論調査、原子力発電を支持する割合が過去最高の60%を記録

2022年5月27日

フィンランドエネルギー産業協会は2022 年5 月11 日、カンター・パブリックに委託して同年4 月に実施した調査で、回答者の60%が原子力発電に肯定的(完全に肯定34%、広範に肯定26%)で、1983年の調査開始以来、最も高い支持率になったと発表した。
否定的意見は11%(完全に否定3%、広範に否定8%)であった。
別の質問で62%が気候変動緩和に原子力発電が重要と回答した。
同協会ディレクターのコスタマ氏は、「気候変動に対する意識は、ここ数年、原子力発電への支持率上昇の重要な理由である。現在の化石エネルギーの価格上昇とロシアとのエネルギー協力からの脱却の必要性により、支持はさらに高まったと思われ、現下の状況では、エネルギーの自給自足はむしろ好ましい考えだ」と述べた。
同調査は、フェンノボイマ社がロシア国営原子力企業ロスアトムとの協力関係解消を決定する直前に行われたものだが、同氏は、提携解消が原子力発電への支持にマイナスの影響を与えるとは考えておらず、おそらく逆だろうしている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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