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[米国] WH社、電解装置メーカーと原子力由来水素を共同開発へ

2022年6月22日

米国原子力大手ウエスチングハウス(WH)社と水電解装置メーカーのBloom Energy社は2022年6月6日、稼働中の原子力発電におけるクリーン水素の製造に向け共同で検討する趣意書(LOI)を締結したと発表した。
原子力発電所で発生する高温の熱を活用した大規模な水の電気分解装置を共同開発する。
固体酸化物型燃料電池(SOFC)のメーカーとして有名なBloom Energy社は、固体酸化物型の水電解装置(SOEC:Solid Oxide Electrolyzers Cells)も販売している。
熱を利用することで、水素の製造時に必要な電力は、アルカリ型などの他の水電解装置より少なく済む。
2021年11月に成立したインフラ投資・雇用法により、米国エネルギー省(DOE)は水素ハブの開発に80億ドルを支援する。
うち少なくとも一カ所の水素ハブは、原子力による水素の製造を実証するものが選ばれる。
DOEによれば、100万kWの原子力発電所で年間15万tの水素を製造できるという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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