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[フランス] RTE、2022/2023冬季の電力需給予測のシナリオを発表
2022年10月3日
送電系統運用者RTEは2022年9月14日、2022/2023冬季の電力需給予測のシナリオを発表した。
電力需給が非常に切迫する場合、停電のリスクを完全に排除することはできないが、自主的な行動を中心に電力消費を一部削減することで停電を回避できるとした。
RTEはガスの供給状況、近隣諸国のエネルギー需給状況、需要の推移、国内の原子炉の再稼動状況を主な変動要因として、原子力発電所の再稼働状況を良好(12月1日に4,000万kW、2023年1月初旬に5,000万kW稼働)、中間(2023年1月初旬に4,500万kW稼働)、悪化(再稼動が遅れ2023年1月初旬に4,000万kW程度稼働)の3ケース、気象条件を暖冬、中間、寒冬、厳冬の4ケースに分け、さらに省エネの状況を考慮したマトリックスによるシナリオ分析を行い、以下の5つの結論を示した。
(1)冬の6カ月間に数回程度、エコワット(RTEが運用する電力需給予報のアプリ)が赤信号(需給逼迫)となる可能性がある、(2)極端な状況(悪い事象がすべて発生)が生じる可能性は低い、(3)中間シナリオで1~5%、悪化シナリオでは最大15%の消費削減により、停電を回避することが可能、(4)平日において、需給の厳しい状況が終日続くことはなく、時間帯は午前8時~午後1時までと午後6時~午後8時のみ。
また週末は厳しい事態は生じない、(5)フランスでは、いかなる場合でもブラックアウト(電力系統の完全な制御不能に陥る危険性)はない。
RTEは、あらゆる事態に対して系統を制御する手段を有すると説明した。
電力需給が非常に切迫する場合、停電のリスクを完全に排除することはできないが、自主的な行動を中心に電力消費を一部削減することで停電を回避できるとした。
RTEはガスの供給状況、近隣諸国のエネルギー需給状況、需要の推移、国内の原子炉の再稼動状況を主な変動要因として、原子力発電所の再稼働状況を良好(12月1日に4,000万kW、2023年1月初旬に5,000万kW稼働)、中間(2023年1月初旬に4,500万kW稼働)、悪化(再稼動が遅れ2023年1月初旬に4,000万kW程度稼働)の3ケース、気象条件を暖冬、中間、寒冬、厳冬の4ケースに分け、さらに省エネの状況を考慮したマトリックスによるシナリオ分析を行い、以下の5つの結論を示した。
(1)冬の6カ月間に数回程度、エコワット(RTEが運用する電力需給予報のアプリ)が赤信号(需給逼迫)となる可能性がある、(2)極端な状況(悪い事象がすべて発生)が生じる可能性は低い、(3)中間シナリオで1~5%、悪化シナリオでは最大15%の消費削減により、停電を回避することが可能、(4)平日において、需給の厳しい状況が終日続くことはなく、時間帯は午前8時~午後1時までと午後6時~午後8時のみ。
また週末は厳しい事態は生じない、(5)フランスでは、いかなる場合でもブラックアウト(電力系統の完全な制御不能に陥る危険性)はない。
RTEは、あらゆる事態に対して系統を制御する手段を有すると説明した。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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