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[豪州] 国内ガス供給不足によるLNG輸出の削減は回避へ

2022年10月12日

地元誌は2022年9月29日、国内のガス供給不足に端を発したLNG輸出規制は回避されると、資源省大臣が発言したことを伝えた。
豊富にガスを産出する西オーストラリア州と異なり、クイーンズランド(QLD)州など東部の市場ではガス供給量が不足する可能性があり、2022年8月に競争・消費者委員会(ACCC)が連邦政府に東部からのLNG輸出を削減すべきとの勧告を提出、政府内部で検討が行われていた。
連邦政府はQLD州からLNGを輸出する3事業者と協議し、ACCCが不足すると指摘した量を上回るガスを国内向けに供給すること、国内向けのガス価格は輸出価格を上回らないこと、4半期ごとにこれらの遵守状況を報告することで合意した。
政府内では国内向けのガス価格をさらに安価にすべきとの意見もあったが、資源省大臣は「オーストラリアは国際的に信頼される取引相手として認識され、また安全な投資先であるべき」と話し、国内向けのガス価格をさらに安価とする案は採用しなかったと説明した。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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