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[フィンランド・スウェーデン] Fortum、新規原子力発電所建設に向けたFS開始

2022年10月31日

フィンランドのエネルギー大手Fortumは2022年10月17日、新規原子力発電所建設のためのフィージビリティスタディ(FS)の開始を発表した。
期間は2年間で対象はフィンランドとスウェーデンの2カ国。
従来型の大型原子炉と小型モジュール炉(SMR)の両方を対象に、技術、ビジネスおよび社会的側面(政治、法律、規制を含む)からの調査を予定する。
同FSは、産業用途での水素提供などのサービス事業の検討も含むという。
同社は、同FSにおいて計画策定、地点選定、許認可取得などの詳細検討も行うことから、対象2カ国の政府関係者、規制当局などとの作業部会も設ける意向。
また、同社はエネルギー市場の不確実性から事業化に向けてはパートナーシップを組む可能性が高いとし、その候補として原子力発電・地域暖房会社、製造業などのオフテーカー、原子力の専門知識を有する既存電力やスタートアップなどを挙げる。
Fortumは、ドイツ政府への子会社Uniperの売却決定により、持続可能な発電、安定供給、安価なエネルギーに焦点を当てた同社単体での経営戦略の改定を進めているところであり、今回のFSの内容は同戦略に反映される予定。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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