海外電力関連 トピックス情報
[英国] Centrica、Brigg火力発電所で水素混焼を開始へ
2022年11月11日
英国の大手エネルギー事業者Centricaは2022年10月24日、グループ会社であるCentrica Business Solutionsと同国の水素ベンチャーHiiROCが共同して、Brigg火力発電所(設備容量4.9万kW、運開2018年)において同国初の水素混焼試験を開始すると発表した。
同発電所は天然ガスを燃料とし、需要ピーク時や再エネ発電量が少ない時に稼働するように設計されており、通常では1日に3時間未満しか稼働していない。
2023年第3四半期に開始される混焼試験では水素を3%混焼し、段階的に20%混焼まで比率を引き上げる。
この混焼試験は、同国の研究開発機関Net Zero Technology Centreから約55万ポンドの助成を受けて実施されるという。
Centrica Business Solutionsは「英国では電力の約40%がガスで賄われており、安定した電力供給を維持するうえでガスは依然として大きな役割を担っている。
そのためBrigg火力発電所のようなガス燃焼ユニットからのCO2排出量を減らすことが重要だ」と述べている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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