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[ポーランド・日本] ポーランドのHTGR研究炉の基本設計でJAEAが協力へ

2022年12月8日

ポーランド国立原子力研究センター(NCBJ)と日本原子力研究開発機構(JAEA)は2022年11月22日、高温ガス炉(HTGR)技術の研究開発(R&D)協力を補足する実施取決めに署名した。
両者は2019年9月に同協力の取決め締結後、協力拡大の交渉を行う一方、ポーランド政府は2021年5月に同R&Dを次の段階に進めると決め、NCBJはHTGR研究炉の概念設計に着手していた。
報道によると、今回の補足取決めでNCBJに建設される同研究炉の基本設計の作成が追加されるという。
また、並行して締結された契約では、日本のHTGRのR&Dに関する技術情報を2024年までにNCBJへ提供し、パートナー間で共同利用することを規定。
NCBJによると、日本の高温工学試験研究炉(HTTR)は順調に稼動しており、HTGRは将来的に最高1,000℃の蒸気を供給でき、化学産業などの熱源となり、多くの生産プロセスの脱炭素化や水素の経済的な製造につながる可性能があるという。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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