海外電力関連 トピックス情報
[英国] 英国政府、サイズウェルC発電所プロジェクトへの出資を決定
2022年12月14日
英国ビジネス・エネルギー産業戦略省(BEIS)は2022年11月29日、同国東部のサイズウェル近郊で建設が計画されているサイズウェルC原子力発電所プロジェクト(EPR、167万kW×2基)に6億7,900万ポンド(約1,120億円)を出資すると発表した。
国による原子力プロジェクトへの出資は1987年のサイズウェルB発電所以来で、規制資産ベース(RAB)モデルが適用される英国初の原子力プロジェクトとなる。
BEISのシャップス大臣は「今回の歴史的な決定により、1万人規模の高度な技術を要する雇用が生まれ、信頼性が高い低炭素電力が50年以上にわたって600万世帯に供給可能となる」と述べた。
同プロジェクトはフランス電力EDFと中国広核集団有限公司(CGN)の2社が出資するNNB Generation Company(SZC)Limitedによって計画が進められてきたが、安全保障上の懸念からCGNの排除を英国政府が検討していると報道されていた。
今回の出資によって同政府は50%の株主となり、CGNは同プロジェクトから撤退することになるとみられる。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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