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[中国] CNNC、HLW処分に向けて甘粛省地下研究所の掘削を開始

2022年12月14日

中国核工業集団有限公司(CNNC)は2022年11月18日、高レベル放射性廃棄物(HLW)地下処分の適性を調査する甘粛省地下研究所の掘削を開始した。
ゴビ砂漠にある同省九泉市近郊の同研究所は、地下560mの花崗岩の中に設置され、地下斜坑スパイラルランプ(SR)、3本の垂直坑道および水平処分坑道で構成される。
このSRについて、世界初の「大斜面スパイラルトンネル硬質岩盤掘削機」(通称:北山1号機、長さ約100m、直径7m強)により、掘削が開始された。
同研究所は、第13次5カ年計画の主要科学建設プロジェクトの一つとして、2019年に中国原子能機構(CAEA)によって承認された。
地上施設の面積は247ヘクタール、総床面積は2.39ヘクタールとなる一方、地下には13.4kmのトンネルに沿って、総建築体積51万4,200m3の施設を持つ。
27億2,000万元(約530億円)以上の費用と7年をかけて建設され、50年間稼働の予定。
研究が成功し、立地場所が適切と判断されれば、2050年までにHLW地下処分場が同研究所近くに建設されることになる。

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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