海外電力関連 トピックス情報
[フランス] 経済大臣がパンリー原子力発電所を訪問、原子力の重要性を強調
2022年12月26日
2022年12月10日付の現地主要紙は、前日9日にフランス電力EDFのレモン新会長と共にパンリー原子力発電所を訪れたルメール経済大臣が、フランスにとっての原子力発電の重要性を強調したと伝えた。
同大臣は国が総力を挙げて原子力の再興に取り組むことを強調するとともに、EDFには停止中の原子炉の早期再稼働を強く求めた。
パンリー1、2号機(PWR、約138万kW×2基)は現在、配管の応力腐食割れが見つかり停止しており、2023年1~2月の再開が予定されている。
2022年の原子力発電量は2,800億kWh(平年比35%減)へ減少して650億ユーロの損失を被っていると述べ、国有化により必要に応じて国が支援する用意があり、国は既に2015年から156億ユーロの支援を行っていると述べた。
また、組合や地元向けには、EDFの分割は俎上にないことも強調した。
その一方で、フラマンビル3号機(EPR、165万kW)を早期に運開させる必要性に触れ、さらにパンリー1、2号機の隣地に2基の建設が計画されているEPR2の初号機を2035年までに運開することに強い期待を示した。
反対派は、同大臣の今回の発言を、EPR2の立地に関する公聴会を軽視し、民主的手続きを無視したものだと反発している。
同大臣は国が総力を挙げて原子力の再興に取り組むことを強調するとともに、EDFには停止中の原子炉の早期再稼働を強く求めた。
パンリー1、2号機(PWR、約138万kW×2基)は現在、配管の応力腐食割れが見つかり停止しており、2023年1~2月の再開が予定されている。
2022年の原子力発電量は2,800億kWh(平年比35%減)へ減少して650億ユーロの損失を被っていると述べ、国有化により必要に応じて国が支援する用意があり、国は既に2015年から156億ユーロの支援を行っていると述べた。
また、組合や地元向けには、EDFの分割は俎上にないことも強調した。
その一方で、フラマンビル3号機(EPR、165万kW)を早期に運開させる必要性に触れ、さらにパンリー1、2号機の隣地に2基の建設が計画されているEPR2の初号機を2035年までに運開することに強い期待を示した。
反対派は、同大臣の今回の発言を、EPR2の立地に関する公聴会を軽視し、民主的手続きを無視したものだと反発している。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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