海外電力関連 トピックス情報
[米国] FERC委員長代行、脱炭素化に向けて送電網拡充が必要と明言
2023年2月2日
連邦エネルギー規制委員会(FERC)の委員長代行であるフィリップス氏は2023年1月19日の初会合で、2035年までに米国内の電力網全体を脱炭素化するというホワイトハウスの目標を達成するために、送電線の拡充を加速させることが重要であると述べた。
同氏はFERCにとって送電網の信頼性確保が第一であることに変わりはないとし、サイバーセキュリティ対策、物理的な送電網への攻撃に対する安全性の強化に加えて異常気象への備えを進める重要性を指摘している。
同氏は2022年12月に米国東部で発生した記録的な寒波により、天然ガス火力および石炭火力の予期せぬ供給力の喪失が発生し、複数の送電事業者が計画停電を実施するなど系統へ影響が生じたことについて言及し、低炭素電源に移行する中で電力系統の信頼性を維持するためには、送電網拡充が不可欠であるとしている。
同氏はFERCにとって送電網の信頼性確保が第一であることに変わりはないとし、サイバーセキュリティ対策、物理的な送電網への攻撃に対する安全性の強化に加えて異常気象への備えを進める重要性を指摘している。
同氏は2022年12月に米国東部で発生した記録的な寒波により、天然ガス火力および石炭火力の予期せぬ供給力の喪失が発生し、複数の送電事業者が計画停電を実施するなど系統へ影響が生じたことについて言及し、低炭素電源に移行する中で電力系統の信頼性を維持するためには、送電網拡充が不可欠であるとしている。
【情報提供:一般社団法人海外電力調査会】
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