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[パキスタン・中国] 中国、パキスタンで3基目の華龍1号型原子炉の建設へ

2023年7月5日

中国核工業集団有限公司(CNNC)とパキスタン原子力委員会(PAEC)は2023年6月20日、パキスタンのチャシュマ原子力発電所5号機(華龍1号型、120万kW級)を48億ドルで建設する協定に署名した。
パキスタンのシャバーズ・シャリフ首相は、協定の署名後、パンジャブ州中部に位置する同号機プロジェクトの作業は直ちに開始されるとも述べた。
2017年11月、CNNCとPAECは同号機建設に関する協力協定を締結し、当初2021年頃にプロジェクトを開始する予定だったが、延期されていた。
同首相によると、世界的なインフレによりプロジェクト費用は増大したが、中国政府は、インフレによるコストの引き上げを控えただけでなく、約1億500万ドルの割引も実施したという。
同国シンド州のカラチ原子力発電所2、3号機には、華龍1号型(110万kW×2基)が既に採用されており、チャシュマ5号機は、中国からパキスタンへの同型炉として、3基目の輸出例となる。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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