2023年7月24日付の報道によると、ブルガリア原子力規制庁（BNRA）は、コズロドイ原子力発電所5号機（VVER-1000、104万kW）でウェスチングハウス（WH）社が供給する燃料の使用許可を求める申請を受理した。
現在、同号機はロシアの原子燃料会社TVELの燃料を使用しているが、ブルガリアが燃料供給源の多様化を目指している中、2022年12月、WH社と10年間の燃料供給契約に署名した。
同号機への供給が計画されているWH社製燃料集合体（RWFA：Robust Westinghouse Fuel Assembly）は、2005年に南ウクライナ原子力発電所3号機で先行照射集合体として初めて導入されたWFAの改良型燃料集合体である。
2022年12月の発表によれば、使用許可の取得が見込まれる2024年には、コズロドイ5号機向けにスウェーデンにあるWH社のべステロース工場から燃料供給が開始される予定である。

 

【情報提供：一般社団法人海外電力調査会】