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[中国] 世界初のペブルベッド型高温ガス炉、試運転から商業運転へ切り替え

2023年12月21日

国家能源局は2023年12月6日、発電大手中国華能集団有限公司、原子力事業者中国核工業集団有限公司および清華大学の3者が共同で建設したペブルベッド型モジュール式(PM)高温ガス炉(山東省栄成市)が、同日付で試運転から商業運転に切り替えたと発表した。
同局によれば、同高温ガス・パワーモジュール実証炉(HTR-PM、電気出力21万kW)は、中国が独立した知財権を持つ主要科学技術プロジェクトの画期的な成果の一つであり、2012年12月の着工後、2021年12月に初めて系統連系し、168時間の連続運転試験などを経て今回の商業運転に至った。
同実証プロジェクトでは、設計・研究開発、土木建設、設備製造、業務管理などに500以上の企業、研究機関などが参加し、2,200以上の設備機器で構築され、国産化率は93.4%とされる。
HTR-PMの運開により中国は、第4世代原子力技術の研究開発と応用で世界をリードするレベルに達したと評価される、としている。

 

【情報提供:一般社団法人海外電力調査会

 

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